日本語では主語という概念が役に立たないし、日本語の語順と英語の語順は違うから、日本人が英語の語順に慣れるのは大変だ。
日本人が英語を習得する際に、日本語の語順を捨てて、英語の語順に慣れないといけない。これは結構大変だ。これを私は「語順の克服」と呼んでいる。
同じ語順のタイプの言語は、学びやすいという*1。
モンゴル語と日本語は語順が似ているという。「語順の克服」をしないといけない英語学習よりも、モンゴル語学習の方が日本人にとっては簡単だろう。
いずれにせよ、日本人が英語をやる場合は、SV感覚に慣れないといけない。
*1:たとえば梅棹忠夫氏の対談集「地球時代の人類学」(中央公論社)の中の和田祐一氏との対談『国際言語学の深層心理』を参照のこと。私の持っているものはハードカバーだが、最近のものは、文庫本のものが手に入るようだ。地球時代の人類学 上: 対談集 (中公文庫 M 196)、地球時代の人類学 下: 対談集 (中公文庫 M 196-2)