Song Meanings

【karaoke】The Beatles の "Ticket to Ride" (1965)

「涙の乗車券」と適確に訳されたビートルズのヒット曲 ”Ticket to Ride”。 Ticket to Ride (1965) 言うまでもないことだが、The Beatles の各メンバーは労働者階級出身で、ユーモアも中身も思想もある、ライブバンドからレコーディングバンドへと成長いちじ…

「サザン桑田佳祐さん、神宮外苑を憂える新曲 坂本龍一さん遺志つなぎ」(毎日新聞)

www.msn.com 知りませんでした。 桑田佳祐の神宮外苑を憂える新曲! 「Relay~杜(もり)の詩(うた)」を報じる「サザン桑田佳祐さん、神宮外苑を憂える新曲 坂本龍一さん遺志つなぎ」(毎日新聞)。 ラジオも聞いたが、語りが上手。 「もり」を伝える際に…

【karaoke】Dionne Warwick の "Walk On By" (1964)

戦時も経験した両親と違って、戦後、どっとアメリカ文化が日本に押し寄せてきてからというもの、自分が子どもの頃、アメリカ文化のテレビドラマやポップスが溢れていた。反発を感じていた子どももいたけれど、私のように、合州国の音楽を好んだ子どももいた…

【karaoke】お小遣いで買ったエジソン・ライトハウスのドーナツ盤「恋のほのお」(1970)

恋のほのお(1970) 英語学習の基本練習としてカラオケをすすめているのだが、今日のおすすめは、1970年の懐メロ。10代に向けたバブルガムミュージック(bubble-gum music)・バブルガムソング(bubble-gum songs)の典型なんだけれど、エジソン・ライトハウスの「…

英語学習にカラオケ、おすすめです

植民地根性に陥っては身もふたもないのだけれど、外国語を学ぶ際には、多少は真似ることが必要だ。 外国語を学ぶ際には、音読やシャドーイングもよい練習とされる。インプットとアウトプットに唄*1や映画*2やテレビ番組*3を教材に使うのも悪くない。 という…

Creedence Clearwater Revival の "Fortunate Son"(1969)

今年は「新しい戦前」になるかもしれないというタモリさんのコトバが脳裏からはなれない。 新春にあたり世界の平和を願わずにはいられない。 Creedence Clearwater Revival(CCR)は1967年から1972年にかけての4年余りの活動の中で"Proud Mary"(1968) "や、"Ba…

Billie Holiday の "Strange Fruit" (1939)

Billie Holiday 映画"Billie"をミニシアターで観てきた。 インタビューによるドキュメント映画だが、数曲、Billie Holiday の素晴らしいパフォーマンスが堪能できる。中でも"Strange Fruit"は圧巻である。 ビリー・ホリデイにとって個人的闘争の唄である「奇…

映画"Billie"を映画館で観てきた

"Billie" 映画"Billie"をミニシアターで観てきた。 かなり昔にジャズを聴き始め、Billie Holiday の レコードも数枚買い求めた。 そのビリー・ホリデイ。"Strange Fruit"が1930年代のプロテストソングであることはもちろん知っていた。 スタンダードになって…

Randy Newman の "Burn On" (1972)

Randy Newman の "Burn On" という唄は、ランディ・ニューマンの 4枚目"Sail Away" *1*2からの一曲。映画自体は未見だが、映画「メジャーリーグ」のオープニング曲に使われている(Major League - Randy Newman - Burn On - YouTube)。 "Sail Away" Randy New…

Randy Newman の "Sail Away" (1972)

Randy Newman の "Sail Away" という唄は、Randy Newman の 4枚目*1のアルバム "Sail Away"*2のトップを飾るタイトル曲。 ローリングストーン誌が選ぶ500曲のうち268位になっている(Sail Away (Randy Newman song) - Wikipedia)。 "Sail Away" Randy Newman…

映画"American Utopia" の "Burning Down the House"(1983)

American Utopia (soundtrack) Speaking in Tongues David Byrne のコンサート映画 "American Utopia"(2020年)。 そのSoundtrackからの一曲"Burning Down the House"は、Talking Heads の アルバム"Speaking in Tongues"(1983年)のオープニング曲から。 映画…

映画"American Utopia" の "Born Under Punches (The Heat Goes On)"(1980)

American Utopia (soundtrack) David Byrne のコンサート映画 "American Utopia"(2020年)。 そのSoundtrackからの一曲"Born Under Punches (The Heat Goes On)"は、Talking Heads の アルバム"Remain in Light"(1980年)からアルバムオープニングの一曲。 Rem…

映画"American Utopia" の "Everybody's Coming to My House"(2018)

American Utopia (soundtrack) David Byrne のコンサート映画 "American Utopia"(2020年)。 そのSoundtrackからの一曲"Everybody's Coming to My House"は、アルバム"American Utopia"(2018年)からの一曲。 American Utopia みんなが 「俺の家」 (my house) …

「いざという時や 体当たり ソレ!」「爆弾位は手で受けよ」(1941年)

もう一度!近現代史 明治のニッポン 「関口宏のもう一度!近現代史」(BS-TBS)。明治・大正を終え、いま昭和史をやっている。 先日「昭和16年(1941)大東亜戦争・戦艦大和完成」を見ていたら、「爆弾位は手で受けよ」という唄が紹介されていた。戦意高揚のた…

The Beatles の "Blackbird"(1968)

The Beatles White Album The BeatlesのBlackbird。1968年にリリースされたいわゆるホワイトアルバム中の一曲。 歌詞は、たとえば、以下のサイトを参照。 The Beatles - Blackbird Lyrics | AZLyrics.com たまたまYouTubeを見ていたら、The Beatlesの'Blackb…

”The Night They Drove Old Dixie Down"(1969)の今日的評価

The Band(1969) 映画"Once Were Brothers"を2度観て感動したことから、Robbie RobertsonがLevon Helmのために書き下ろしたと思われる"The Night They Drove Old Dixie Down"(1969)について書き始めた。いろいろと調べてみると、詳細に調べないと簡単に書くこ…

Joan Baezの"The Night They Drove Old Dixie Down"(1971)

Joan Baez The Night They Drove Old Dixie Down 映画"Once Were Brothers"を二度観て観る度に感動し、The Bandの名曲"The Night They Drove Old Dixie Down"について、数日前に記事を書いた。 "The Night They Drove Old Dixie Down"は、The BandのRobbie R…

The Band の ”The Night They Drove Old Dixie Down”(1969)

Once Were Brothers Robbie RobertsonとThe Bandの映画 "Once Were Brothers"は昨年12月に劇場で観てすでに記事も書いたが、"Once Were Brothers"を観ませんかとお誘いがあったので、お誘いを受けてミニシアターに行ってきた。 二度目であったが、映画"Once …

Randy Newman の ”Harps and Angels”(2008)

2008年のRandy Newmanのアルバム”Harps and Angels”。 1曲目はアルバムタイトル曲で、"Harps and Angels"。 キリスト教徒ではないランディ・ニューマンだが、突然膝ががくがく心臓がばくばく、死にそうになって、天使のハープ(harps and angels)が聞こえてく…

Song Meaningsというサイト

たまにしかチェックしていないが、Song Meaningsという面白いサイトがある。まず、歌詞を参照できる。それと英語の歌詞の意味がよくわからないときにチェックしている。母語話者が歌詞の解釈をし合っているところが参考になる。 かけだし英語教師の頃から、…

"Louisiana 1927"の"They're tryin' to wash us away"

アルバム"No Nukes"とRandy Newmanの"Good Old Boys"の"Louisiana 1927"を素材にして3・11のことに触れた。 "Louisiana 1927"についていえば、テーマのひとつは「自然災害」か「人災」かということで、以下のような問題提起もした。 "Loo-eez-ee-ann-a, they…

”You can have your cake and eat it too” (Bob Dylan)

昨日、ボブ・ディランのことを書いたので、今日もボブ・ディラン関連のコトバの問題について書く。 「英語フレーズ4000」の素晴らしさはすでに紹介した。 この中に、”You can’t have your cake and eat it too””というフレーズがある。まずは、その解説を引…

”Light travels.” と ”Travel light.”

簡単なコトバの組み合わせでも、ああそういう風に使うのかというフレーズがあって困る。 英語の教師をやっていても、悲しいことに、こうしたものがいつになっても無くならない。まぁ結局のところ力がないということなのだけれど。 最近は、iPodでCar Talkを…

Freedom riderなのか、Freedom writerなのか

Wednesday Morning, 3 AM そこで、もう一度、あちこちインターネット上で歌詞を調べてみたら、Songfacts.comという興味深いサイトを発見した。というのも、このサイトでは、私の想定通り、Freedom riderの説が有力だからだ。また、その理由も私が考えている…

今日は、アメリカ合州国の独立記念日

今日はアメリカ合州国の独立記念日(Independence Day)だ。 1980年にAnchor Books Anchor Press/Doubledayから出版されたThe Rock Music Source Book(Bob Macken, Peter Fornatale, Bill Ayres)という一冊は、サブタイトルにA thematic guide to the popular …

"Brothers in Arms" Dire Straits (1985) の" Money for Nothing"は「労働者からみたロックスター」の唄

Brothers in Arms (1985) 先日、銀座・イエナ書店で購入した"Rock On Compact Disc"*1によると、ダイアストレイツの "Brothers in Arms" 収録の" Money for Nothing"は、労働者からみたロックスターについて歌ったものとある。迂闊というか、私の実力もそれ…

「ロックの心3」アラン・ローゼン/福田昇八(1985)を購入した

ロックの心3(1985) 「ロックの心」シリーズの第三弾。「ロックの心3」アラン・ローゼン/福田昇八(1985)を購入した。 中高生の頃からいわゆる洋楽のポップスやロックを聴いてきたので、本書の唄のなかで馴染みがないのは、"The Late Great Johnny Ace,""End…

「ロックの心2」アラン・ローゼン/福田昇八(1983)を購入した

ロックの心2(1983) 「ロックの心」シリーズの「ロックの心2」アラン・ローゼン/福田昇八(1983)を購入した。 中高生の頃からいわゆる洋楽のポップスやロックで英語を学んできた。 本書で紹介されている唄のなかで、個人的に知らないのは、ピンクフロイドの"…

「速聴の英語」松本道弘(1983年)を読んだ

「速聴の英語 聴けないから話せない」松本道弘(1983年/プレジデント社)を読んだ。 速聴の英語 聴けないから話せない(1983) アメリカ大使館で松本道弘氏が同時通訳の技術を学んだときに苦労したのがリスニングであったという。日本語は100%聴き取れるのに…

The Rock Music Source Book (1980)を斜め読みしながら唄のイメージをつかむ

The Rock Music Source Book (1980) The Rock Music Source Book (1980)を斜め読みしながら、唄のイメージづかみ。 これまで聞いてきた唄の仕分けをする。またテーマから逆に、これまで聞いたことのない唄にたいする興味をかきたてる。 AMERICA America (Sim…