Semantics

映画"Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised"を観てきた

コロナ禍ではあるが、「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」("Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)")を映画館で観てきた。 Summer of Soul 1969年夏。ニューヨークはハーレムにあるモリス…

本多勝一「アメリカ合州国」で紹介された「黒は美しい」(1970)

アメリカ合州国 以下、1970年に出版された本多勝一著「アメリカ合州国」(朝日新聞社)のp.181~p.186「黒は美しい」から。 ひとつの民族が、抑圧され、差別され、植民地化され、ドレイ化されてゆく過程の中で、恐らく最後を飾るのは、美意識の奴隷化に象徴…

「黒人の表記、「Black」に 米で拡大、敬意示す意味」

以下、朝日新聞デジタル版(2020年7月7日 21時00分)から。 黒人を指す英語の「ブラック」について、1文字目を小文字のblackではなく、大文字のBlackとする動きが米メディアで広がっている。白人警官が黒人男性を死なせた事件を機に米国で広がる人種差別を見…

「「平和安全法制」名称に反発 野党「国民欺く」、与党はイメージ考慮」

以下、朝日新聞(デジタル版2015年5月16日05時00分)から。 安倍内閣が15日、安全保障法制の関連11法案を国会に提出し、国会審議をめぐる与野党の攻防が活発化してきた。与党側は10本の改正法案を一つにまとめて出すなど審議のスピードを上げ、今国会…

ダグラス・ラミスさんの「普通の国になりましょう」を読んだ

元津田塾大学教授であったC・ダグラス・ラミスさんの「普通の国になりましょう」を読んだ。 コラムニストの天野祐吉さんが「自分がフツーだと考えている人ほどフツーじゃない。この本を読むとよくわかる」と帯に書かれているように、「普通」って何なのか、…

ハロルド・ピンター氏の「何も起こりはしなかった」を読んだ

ハロルド・ピンター氏の「何も起こりはしなかった ―劇の言葉、政治の言葉 (集英社新書)」を大変面白く読んだ。 少年時代にマクベスを演じることで演劇の世界に引き込まれたハロルド・ピンターは、その後、シェイクスピアの劇を演じながら、演劇の修行をして…

久しぶりにスパイクリー監督の映画「マルコムX」を観た

久しぶりにスパイクリー監督の映画「マルコムX [DVD]」(1992年)を観た。 ローザパークスさんのバスボイコット運動からマーチンルーサーキングジュニア牧師の公民権運動、ワシントン大行進の話は、今や英語教育では定番で英語教科書でもよく公民権運動を扱う…

ブッシュ大統領によるイラク戦争擁護の演説

昨日(現地時間18日夜、日本時間では19日朝)、ブッシュ大統領によるイラク戦争に関する演説がおこなわれた。 http://www.whitehouse.gov/news/releases/2005/12/20051218-2.html これは、例の大量破壊兵器情報の誤りをはじめとして、戦争の大義が合州国国内…

ロンドンの同時テロで誤射か

ロンドンの同時テロに関連して、容疑者と思われる人物が射殺されたことについて「容疑者は挑戦的で、指示に従わなければ射殺するぞという指示に従わなかったというが、CNNの報道や新聞記事からは、ほとんど問答無用で5発弾丸がぶち込まれたという印象を私は…

新時代のアジアの交流が求められている

「冬のソナタ」は残念ながらこれまで眼にしたことはないけれど、とくにワールドカップ以来日韓の交流がすすんでいることは大きな前進だと感じている。 それでも、日韓の歴史における「36年」という数字のもつ意味。これを聞いて、日本人がぽかんとしているよ…

「ことばと文化」鈴木孝夫(1973)を読んだ

ことばと文化 (1973) 私の持っている版は1981年の第14刷。岩波新書のベストセラーの「ことばと文化」鈴木孝夫(1973)を読んだ。 「ことばの構造、文化の構造」のところでは、英単語 break を用いての「ことばの構造性と辞典の記述」の 説明がわかりやすい。つ…

"The Rock Music Source Book"(1980)はロックミュージックの海を渡る羅針盤だ

"The Rock Music Source Book" Bob Macken, Peter Fornatale, Bill Ayres (1980) 自分は、いわゆる洋楽、とりわけアメリカ合州国のロック音楽に興味をもっているのだが、イギリス語が大得意というわけでもないし、アメリカ合州国などの英語圏での生活が長い…