Literature
アメリカ合州国の、とりわけ保守的風土においては、禁書*1運動は伝統的にめずらしいものではない*2*3が、近年、「保守層が人種差別やLGBTQ(性的少数者)について教えることに反対」し、「人種差別や性的少数者に関する教育に反対する動きが一部の保守派の間…
2016年にダブルデイから出版されたコールソン・ホワイトヘッド(Colson Whitehead)による歴史創作小説・"The Underground Railroad"(「地下鉄道」)*1。 コールソン・ホワイトヘッド著「地下鉄道」 ピューリツァ賞を受賞したこの歴史創作小説は未読だが、マ…
以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/22 11:00)から。 近年、日本でブームなのがK文学(韓国文学)だ。相次いで日本語に翻訳され、発行部数が20万部を超えるようなベストセラーも生まれている。翻訳家の古川綾子さんはこれまで、小説や児童書など20冊以上の出版…
以下、AERA.dot(2021/8/9 13:30)より。www.msn.com 「日本人であることが恥ずかしい」 SNS上でこう酷評の声が殺到したのが8日夜に行われた東京五輪の閉会式だ。 閉会式は東京スカパラダイスオーケストラの演奏で、様々なパフォーマーが登場。リフティング、…
サンフランシスコのシティライツという書店・出版社の創業者の一人であり、本人自身が詩人であるローレンス・ファリンゲティ氏が亡くなった。本人自身は「ビート詩人」の称号を良しとしていなかったが、シティライツという書店は、ビートジェネレーションに…
以下、朝日新聞デジタル版(2021/1/5 5:00)から。 「もし僕が訳すとしたら『黒人だって生きている!』というのが近いように思うんだけど、いかがでしょう?」。米文学の翻訳も手がける作家の村上春樹さんは昨年8月、自身のラジオ番組でこう問いかけた。 米国…
以下、朝日新聞デジタル版(2018年2月21日05時08分)から。 俳壇の長老で、戦後俳句を代表する金子兜太さんが20日、亡くなった。98歳だった。埼玉県熊谷市の病院に2月上旬から入院していたが、長男真土(まつち)さんとその妻に見守られて静かに息を引…
以下、朝日新聞デジタル版(2018年2月10日03時51分)から。 水俣病患者の苦しみや祈りを共感をこめて描いた小説「苦海浄土」で知られる作家の石牟礼道子(いしむれ・みちこ)さんが10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため熊本市の介護施…
以下、朝日新聞デジタル版(2018年1月31日16時30分)から。 米国の作家マーク・トウェイン(1835〜1910)の代表作を翻訳家の柴田元幸さんが新訳した『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)が刊行された。なぜいま『ハック・フィン』? 19世…
ノーベル賞の受賞者は、なんらかのかたちでレクチャーをしなければならないのだという。 ボブ・ディラン(Bob Dylan)のノーベルレクチャーは以下のURLで聴くことができる。www.nobelprize.org
以下の記事は、2016年12月23日05時00分 朝日新聞デジタルから。アーサー・ビナードさんの箇所の引用。 モハメド・アリが去り、ボブ・ディランがノーベル賞を受け、ドナルド・トランプは米大統領に。2016年は暮れゆく。ディランの歌が聞こえる。 「How …
以下は朝日新聞デジタル版(2015年10月8日23時59分)から。 スウェーデン・アカデミーは8日、2015年のノーベル文学賞をベラルーシ人の作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏(67)に授与すると発表した。授賞理由を、「私たちの時代における苦難と…
スタインベック(John Steinbeck)の小説”The Grapes of Wrath”が出版されたのが1939年。 ジョン・フォード(John Ford)監督。Tom Joad役でヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)主演の映画"The Grapes of Wrath"が公開されたのが1940年。音楽担当は、アルフレッド…
ペーパーバック倶楽部(1991) 本屋でアルクから出ている「パーパーバック倶楽部」を買った。 本はよく買うが、ノンフィクションや社会評論、英語教育論関係、そして、洋楽関係と映画関係が多い。日本語でも小説はあまり読まない。ペーパーバックならなおさら…
「民族・ことば・文学」(1976) 金石範「民族・ことば・文学」を京橋・三中堂で購入した。三日ほどで読み終える予定。 俺の買ったものは初版本で、初版年度は1976年11月10日。 支配者のことばを使ってそこから自由になるというのは、どういうことなのか。敵の…
The Catcher in the Rye (1951) 何度目になるのか。"The Catcher in the Rye"を再読した。
The Catcher in the Rye をふたたび読了した。 The Catcher in the Rye (1951) 日本語でも小説を読むのに苦手意識があるのは、自分にはフィクションよりノンフィクションのほうが上だという偏見があるうえに、その小説の登場人物がやたらと多かったりすると…
本多勝一対談集(1973) 朝日新聞の本多勝一記者の対談集。 ためになる話がたくさんあった。 小田実氏との対談「わがベトナム体験の総決算」の「保守化するインテリ」のところでは…。 本多 一般にインテリがなぜ保守化するかという問題に通ずるね。江藤淳とか…
Three Men In A Boat Three Men In A Boat Jerome Klapka Jerome (1859-1927)というイギリスのユーモア作家を知ったのは、英語を習っているM先生といま使っている英語教科書クラウン(The Crown English Readers Book Two Third Edition)からだった。 英語を…