テ・マタティニが開かれている

 アオテアロアニュージーランドで、テ・マタティニが、この2月22日から開催されているようだ。
 このブログでも紹介したように、私もはじめてテ・マタティニに参加して、その水準の高さに驚かされたものだ。
 素晴らしいそのテ・マタティニなら、また見てみたいものだと思うが、残念ながら開催時期が私の休みと重ならないので、当分見に行くことはできないだろう。
 今年もパーマストンノースでおこなわれたというから、私が参加したテ・マタティニと同じ。またテ・マタティニは、毎年やっているものと思っていたら、毎年やるわけではないらしい。英語によるアナウンスも今年からおこなうというから、マオリコミュニティ以外の参観者に見せるということを意識し始めているのだろう。

マオリ伝統芸能の最高峰を決める大会「テ・マタティニ」開催!!



 ニュージーランドで最も優れたカパ・ハカ(グループで行うマオリ伝統芸能)を競う全国大会、「テ・マタティニ」は2007年2月22〜25日、北島南部パーマストン・ノースのアリーナ・マナワツにて開催されます。
本大会も引き続きマオリの部族、ランギタネの主催によって行われます。この全国大会は、年齢や社会背景、宗教や人種の違いを超えて多くの人々が集まることから、マオリ語で「たくさんの顔」を意味する「テ・マタティニ」と名づけられ、隔年で開催されてきました。

 2年ぶりの本大会では、熾烈な地区大会を勝ち抜いきた選りすぐりの32チームが、名誉ある最優秀賞を目指してその腕を披露します。荒々しいハカの掛け声から美しいハーモニーを奏でる歌や優雅な踊りまで、各チームは伝統的なルールに従ってパフォーマンスを完璧に上演することが求められます。

 マオリ語を理解できない観客にパフォーマンスを正しく理解してもらうために、本大会では初めて英語通訳による場内放送が行われることになりました。

 4日間に渡って開催されるこの大会では、3万5千人もの観客が集まります。お目当ての地元チームがハカを上演すれば、観客は足を踏み鳴らして応援します。このように、チームと観客が一体となることからも、ただパフォーマンスを披露する祭典にとどまらないことがわかります。
 テ・マタティニは、技を競う大会であるとともに、現代演芸と伝統芸能の両方を体験できる文化の祭典です。

 上演される内容はカパ・ハカが中心ですが、織物やタ・モコ(マオリの入れ墨)など伝統芸術の実演、食物や飲物の出店、来賓が上演する作品を楽しむこともできます。

【情報提供 ニュージーランド政府観光局】