アオテアロア・ニュージーランド

 ニュージーランドのことをマオリ語でアオテアロアというが、このアオテアロアと、ハワイ諸島、そしてイースター島、これらを結んだ三角地帯のことをポリネシア文化圏と呼ぶ。
 現在ニュージーランドに暮らすマオリは、このポリネシアのハワイキという伝説的な場所からやって来たと言われているが、もっと遠い昔にはポリネシア人はそもそもアジアからやって来たという説もある。
 アオテアロアは、「長き白き雲のたなびく地」と一般に訳されているが、実はこの名称の解釈としては10くらいの解釈が可能で、「昼間の長い地」という解釈も成り立つのだが、これは南太平洋に浮かぶ大地に対する南下してきたポリネシア人の印象が表現されているからに他ならない。ニュージーランドといえば英語が通じる英語圏という印象を私たちは持っているが、先住民マオリアオテアロアと呼んだ大地と先住民マオリに対して、イギリスによるニュージーランド化を進行させたというのが今日のニュージーランドがもつ意味象徴に他ならない。
 こうして私たちがニュージーランドについて語るとき、歴史的にみて、アオテアロアを無視することはけっしてできない。今日、ニュージーランドが、マオリによって、アオテアロアニュージーランドと呼ばれるゆえんである。