Writing

マーク・ピーターセン「実践 日本人の英語」 ー日本人が英語を書こうとするときのコツと攻め方ー

「実践 日本人の英語」(2013) マーク・ピーターセン「実践 日本人の英語」(岩波新書)を読んだ。(本ブログ記事の「日本人が英語を書こうとするときのコツと攻め方」という副題は、著者によるものではなく、私が思いついた副題です。) 本書は、英語論文の…

本多勝一氏が『週刊金曜日』の編集委員を退任された

週刊「金曜日」(9/6 2024 1487号) 本多勝一氏が『週刊金曜日』編集委員を退任、高齢が理由(『週刊金曜日』1487号) 本多勝一氏が『週刊金曜日』編集委員を退任されることを知った。 長年、朝日新聞記者・編集委員として活躍され、朝日退社後は『週刊金曜日…

本多勝一「中学生からの作文技術」を購入した

本多勝一「中学生からの作文技術」(2004) 本多勝一「中学生からの作文技術」(朝日新聞出版)を購入した。 本書は、「日本語の作文技術」「実践・日本語の作文技術」から最低限必要な技術を凝縮した中学生向けの本。 初版年度は2004年。俺のもっている版は20…

25年間にわたる読解力と文法力の学力低下と文科省の責任

学力の比較研究は、カリキュラムの差異、生徒の生活環境の差異、学校の実態の差異など、さまざまな条件と要因があるから、実は簡単ではない。そもそも「学力とは何か」という根本的な定義自体が困難を極めるし、「何を学力として評価するか」は、すぐれて価…

CALLで提出した最終レポート

以下は、CALL(Computer Assisted Language Learning)で提出した私の最終レポートの日本語要約である。来年日本に帰った際に選択講座として、こんな講座をやってみたいといういわば授業構想ノートだ。 英語でブログを開始して、地球時代にふさわしい交流をす…

メーリングリストの効用

ロサンゼルスへの今回の旅を振り返ってみると、全くの無計画にもかかわらず素晴らしい旅ができたのは、すべて合州国の知人・友人たちのおかげに他ならない。 実際、こんな無計画な旅を私は今までしたことがないのだが*1、「衝動的な行動は、ときに最高の方針…

ランディ=ニューマン論のようなものを書こうとするときの著作権問題を少し考えた

ランディ=ニューマン論のようなものを書くにあたって著作権の問題を深めないといけない。 学生時代の知り合いがいることもあり、日本音楽著作権協会東京支部に電話をしてみた。その彼は那覇出張所に転勤になっていたので、那覇に電話をする。 原詞(元詩)…

「英語道道中記」松本道弘(1988)を購入した

英語道道中記(1988) 「英語道道中記」松本道弘(1988)を購入した。多忙な日々では、この手の本は積読になる可能性大。

松本道弘「英語道道中記」を買った

「英語道道中記」(1988) 松本道弘「英語道道中記」を買った。

教え子から暑中見舞いの葉書をいただいたので返信を書く

教え子から暑中見舞いの葉書をいただいたので、返信を書く。 蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか。 先日、ご丁寧なおハガキをいただきまして、恐縮しております。昨年は自分の力量以上の大役を、はじめて引き受けた年で、公私ともに多忙をきわめ…

「自信をもって英作文を教える」(1980)を読んだ

B 自信をもって英作文を教える (1980) 「自信をもって英作文を教える」牧雅夫(1980)を読んだ。 「教育技術講座」のゲラ原稿の推敲を終えて思ったのだが、やはり自分なりにいま構想を練っている「思想編」は内容としてとても重要な仕事だと思う。そしてその方…

「英語ー何をどう書くか」(1984)を読んだ

英語ー何をどう書くか(1984) 冒頭に「ミニ・テスト」があり、これが「即答できれば、本書を読む必要はありません」とある。(著者の正解例は本記事の最後に引用しておく) 1 彼は努力せずにやりとげた。 2 がんばりなさい。 3 が、気負ってはいけません。…

I Still Have a Long Way to Go

I don’t know why I’m not self-assured, not brimming with confidence. Sometimes I feel like getting a nervous break-down. I am not self-confident, probably because I am not comfortable with my English. I have been learning English since I g…

I Decided to Write a Diary of My Own

When I read through the recently-published book, “How To Write Faster and Better” by Michihiro Matsumoto, May 6th, 1984, I decided to write a diary of my own. At 9 o'clock in the morning, when I was going to class, my wife gave me a call, …

「海外見聞・研修記」を書いた

アメリカ語とどこまで行きますか −100WPMをめざそう、異文化コミュニケーションのために− 1.アメリカ語はとてもむずかしい (1) そもそも外国語はむずかしい ○外国語はできなくてあたりまえ 「…8ヶ月もアメリカにいってらしたんですって。滞在費はどうなさ…

"Phoenix" Shingo Shibata (1976) を購入した

"Phoenix" Shingo Shibata (1976) "Phoenix" Shingo Shibata (1976) を購入した。 副題に"Letters and Documents of Alice Herz" とあるように、アリス・ハーズ氏との交流でとりかわされた文通手紙が収められている。「われ炎となりて」の英語版。アムステル…

梅棹忠夫「知的生産の技術」を読んだ

「知的生産の技術」(1969) 梅棹忠夫「知的生産の技術」を読んだ。 初版は、1969年7月21日。 俺の持っている版は、1982年4月10日の第33刷発行のものだから、ベストセラーといってよいだろう。 いまの学校は教えすぎると本書の「はじめに」で梅棹はいう。一方…

本多勝一「日本語の作文技術」を再読する

「日本語の作文技術」(1976) 本多勝一「日本語の作文技術」を再読する。 梅棹忠夫氏の「知的生産の技術」の系譜から、さらに三上章の「象は鼻が長い」(くろしお出版)を基本に、長年の記者生活から会得した日本語の作文技術。統語論的に、たとえば英語と日…

「わかりやすい文章のために」本多勝一(1981)を読んだ

「わかりやすい文章のために」本多勝一(1981) 「わかりやすい文章のために」本多勝一(1981)を読んだ。 1981年11月20日発行。わたしのものは、同年12月18日の第2刷のもの。 本書の目次は以下のとおり。 はじめに 一 「わかりやすい」ということ 二 かかる言葉…

本多勝一「ルポルタージュの方法」を読んだ

「ルポルタージュの方法」(1980) 記憶がはっきりしないが、朝日新聞に連載された(単行本だったか)「カナダ・エスキモー」を小学生の頃に読んだ覚えがあり、高校生の頃に、「戦場の村」などの、いわゆるベトナム戦争ものと「アメリカ合州国」、そして「殺さ…

「初めての旅」本多勝一(1979)を購入した

「初めての旅」本多勝一(1979) 「初めての旅」本多勝一(1979)を購入した。出版社はスキージャーナル。 本の装丁の表紙に次のようにある。 この二八年間に、私もさまざまな旅をしてきた。さまざまな動機と、さまざまな方法による旅であった。ときには間一髪で…

「考える技術・書く技術」板坂元(1973)を読んだ

「考える技術・書く技術」板坂元(講談社現代新書)を読んだ。 考える技術・書く技術(1973) 初版は1973年だが、わたしのものは、1979年の第19刷のもの。 「頭のウォームアップ」「視点」「読書」「整理」「発想」「説得」「仕上げ」「まとめ」という柱だてで…

「戦争を起こされる側の論理」本多勝一(1972)を購入した

「戦争を起こされる側の論理」本多勝一(1972) 「戦争を起こされる側の論理」本多勝一(1972)を購入した。『殺される側の論理』『殺す側の論理』『事実とは何か』につづく雑文集。 初版本は1972年だが、購入したものは、第11刷の1973年度版。 目次は以下のとお…

高校英語教科書(作文・文法) A Better Guide To English Usage 3 (1972)

A Better Guide To English Usage 3 (1972) 読本の高校英語教科書は三省堂のクラウンだが、作文・文法の教科書は、「英語B」(作文文法)で、開拓社の"A Better Guide To English Usage 3"。 著者は以下のとおり。 安井稔 吉富一 中島敏雄 大脇新平 第1版印…

高校英語教科書(作文・文法) A Better Guide To English Usage 2 (1971)

高校英語教科書(作文・文法) A Better Guide To English Usage 2 (1971) A Better Guide To English Usage 2 (1971) 読本の高校英語教科書は三省堂のクラウンだが、作文・文法の教科書は、「英語B」(作文文法)で、開拓社の"A Better Guide To English Us…

高校英語教科書(作文・文法) A Better Guide To English Usage 1 (1970)

A Better Guide To English Usage 1 (1970) 読本の高校英語教科書は三省堂のクラウンだが、作文・文法の教科書は、「英語B」(作文文法)で、開拓社の"A Better Guide To English Usage 1"。 著者は以下のとおり。 安井稔 吉富一 中島敏雄 大脇新平 第1版印…