2006-01-02から1日間の記事一覧

学校を食い物にしようとする勢力が跋扈して、ますますの悪循環が待っている

英語、英語と世間では騒いでいるけれど、なんで英語をやるのか、その学習目的論に、結局、大人がいまだ答えきれていないのではないか。大体、英語、英語と騒いでいる大人が、きちんと英語を学んで、自分の生活や社会のために使いこなしているのだろうか。英…

日本では、学力下位層も、学力上位層もスポイルされている

けれども、学力問題で私が指摘したいのは、学習指導要領の責任問題と、その結果として、今日の日本の子どもたちは、学力下位層も、学力上位層も、ともにスポイルされているのではないかという点だ。 最近の中学生の学力実態は、二こぶラクダだと聞いたことが…

英語の学力観の変遷と学習指導要領の責任

次に指摘をしないといけない点は、学力観である。 私は、大学の附属校で英語を教え始めて3年目、27歳のときに初めての海外であるアメリカ合州国にわたり、サンフランシスコで英語集中口座を受けた。だから英語の教師になりたての頃から、2年間は、リスニング…

25年間にわたる読解力と文法力の学力低下と文科省の責任

学力の比較研究は、カリキュラムの差異、生徒の生活環境の差異、学校の実態の差異など、さまざまな条件と要因があるから、実は簡単ではない。そもそも「学力とは何か」という根本的な定義自体が困難を極めるし、「何を学力として評価するか」は、すぐれて価…

どんどん過保護になっていく日本の教育

「富山県教委は三十日までに、高校生の学力向上を目指し、予習・復習の仕方やノートの作り方などを記した学習マニュアル「高校生学びの挑戦」を作成した。来年一月中に全日制四十三校、定時制五校に内容を収録したCDを配付する」という。 その理由は、「中…