しんぶん赤旗日曜版と上脇教授によっていわゆる裏金問題は暴かれJCJ大賞を受賞しました。
昨日の「非公認」偽装問題も、しんぶん赤旗によるスクープでした。2000万円もの大金が、自民党本部から立候補者のいる各支部へ、直接・一括で支払われました。
しんぶん赤旗は、「支給通知書」を入手して記事にしたのです。だから自民党・森山幹事長も、支給自体は否定できなかったのです。
なぜ他のメディアはこんな簡単なニュースもスクープできないのか。最近は新聞も、広告収入が減り、不動産で経営をたてたりしているらしく、本来の役割が果たせないらしい。だから良い記者が育たない。
それで権力に忖度するメディアばかりが常態となって、わかっていたけど傍観したのか、あまりに取材力が低下してわからなかったのか、いずれにしても取材力の低下は否めません。
素人なりに日本の戦後政治史を観察する場合、「自共対決」ははずせない本質のひとつでしょう。なのにそれを「教育」しようとしない非教育的社会。だから国民・市民は政治的教養を身につけることができず、学ぶことができず、またしてもだまされることになる。今のマスコミは政権与党の延命に手を貸す存在となっていることを否定できません。
反共か、否か。
政党も（野党も）、マスコミも、そこが、ひとつの重要な試金石ですね。
