短い時間だったが、私はオライリーでの滞在を心の底から楽しんだ。けれども、もうラミントンを去らないといけない日になってしまった。荷づくりを済ませ、レセプションでチェックアウトを済ませる。
プライベートのシャトルは、165ドルもする。オライリーの滞在費に近いほどこれは高いが、オライリーの苦労話を何度か聞いた私は、今回頼んだのが個人ハイヤーであるから、この値段でも仕方がないと思うようになっていた。
7時30分にオライリーを出発し、空港には9時30分到着の予定である。朝会った運転手は、行きの運転手と同じ運転手だった。ただ、彼が運転しているのは大型のバスではなしに、トヨタのランドクルーザーである。この車はオーストラリアでこそふさわしいと思う。