久しぶりにハミルトンに帰ってみると、アレックスもジュディもいない

ロサンゼルスのゲティ

 12時間半の空の旅と1時間半のシャトルバスに乗り、久しぶりにハミルトンに帰ってきた。
 大都会・ロサンゼルスを夜の8時45分に立ち、オークランドには早朝に着く便である。
 感謝祭の翌日の便のせいか、結構空席が目立っていて、私の横の2つの席は空席だった。
 感謝祭の時期は、日曜日が帰省ラッシュだけれど、日付け変更線の関係で日本時間よりも合州国の時間は遅れているから、私が旅立ったのは、感謝祭の翌日の金曜日だ。それで到着は日曜日になる*1
 ロサンゼルスと比べれば、ニュージーランドは、自分の家という感じが多少はするから、妙な気分である。
 オークランド空港に着けば、もう我が家という気分だ。
 こちらのシャトルバスは、空港のインフォメーションセンターで予約をすれば、あちこちで客を集めて、それぞれの自宅の玄関まで送ってくれる。
 ハミルトンまでは60ドルである。
 今日は、私を含めないと、一人の客しかいない。オーストラリアはパースで過ごし、クライストチャーチ経由でオークランドに帰ってきたご婦人だ。いつものように運転手と話をしたり、同乗者と話をするけれど、長旅の疲れで、さすがに眠たい。
 それで、久しぶりにハミルトンのアレックスとジュディの家にたどり着いてみると、誰もいない。
 どうやらオークランドの三女のところに行っているみたいだ。月曜の夜にならないと帰ってこないと、置き手紙がしてあった。
 このハミルトンの家に来てから5か月がたつけれど、彼らがこの家にいなかった時期の方が長く、私が一人で住んでいる方が長い。
 それだけ信頼されているともいえるけれど、ロサンゼルスのジェニーの家のゲストルームもそうだったが、日本は住宅条件も労働条件にも余裕がないから、こんなことは普通じゃないけれど、海外では案外普通のことなのだろうと思う。

*1:日本からすると、合州国への旅は、この日付変更線を越えないといけないから、大変になる。その点、オセアニアは南下するだけで日付変更線を越えないから、比較の話にすぎないが、比較的楽である。