ロサンゼルス最終日にゲティに連れて行ってもらった

 さて、ロサンゼルス最終日のことだけ、書く。
 ロサンゼルス最終日にゲティ(The Getty)にジェニーに連れて行ってもらった。ここは11歳のケビンのお薦めの場所でもある。
http://www.getty.edu/
 ゲティは、篤志家というのだろうか、大資産家で、美術品収集家。集めたものを一般大衆にも見せようと、ロサンゼルスにゲティ美術館を建てたそうだ。
 7ドルの駐車場料金を払ったが、驚くべきことに、入場料は全くの無料。
 入場料金が無料なのに、車一台につき7ドルの駐車料金を徴収するというのは、経済的な理由ではなしに、カープールといって、みんなで車に相乗りして欲しいために駐車料金を取っているという*1。車一台に一人しか乗らないロサンゼルスならではの、公害対策だ。
 ゲティは箱根美術館のような雰囲気もあるが、入口から、施設には歩いてもいけるけれど、トラムやシャトルバスが走っているから、その規模がわかろうというものだ。
 石油で大もうけした一大財閥というので、この一家がどれくらいの善行と悪行を繰り返したのかは私は知らないが、ここの建物はすごい。
 日本の誇る建築家・安藤忠雄並みのスケールとダイナミックさである。そしてまた無料で解放するというのがすごい。館内の係員の多くは、ボランティアで、ここでボランティアできることを誇りにしているとジェニーは言っていた。
 ある音楽好きのアメリカ人に言わせると、ロサンゼルスで行くべきところは、ゲティと中古レコード屋のアミーバということだそうだから、短期間のうちに私は全部こなしたことになる。
 アミーバへは二回行ったし、ゲティにも来れた私は、幸せだった。

*1:ロサンゼルスのフリーウェイは一人で運転している車が圧倒的に多く、カープールレーンといって、二人以上の乗車人数の車を優先的に走らせるレーンが確保されている。問題解決策としては、こうした政策が政治的な政策というべきだろう。