ウエリントンはいい街だ

 ウエリントンはなかなかいい街だ。
 第一に、ウエリントンは歩ける街であることがいい。ニュージーランドでは、歩いて楽しい街というのは、結構めずらしいという印象がある。
 ハミルトンは歩けるけれども、街としては、それほど歩いて楽しいわけではない。ハミルトンは、ワイカト川のリバーサイドウォークとか、ハミルトン湖を歩いて楽しいところだ。つまり私の言いたいことは、街自体は歩いてそれほど楽しいところではないということだ。
 オークランドは、どうか。
 オークランドは、ニュージーランドではめずらしく、人がたくさん歩いている街だ。ただ、ポンソンビーとか、多少歩いて楽しい場所までは、ちょっと離れている。歩いて楽しいところまで歩いていくのは、ちょっと無理がある。オークランドは、何と言っても大都市なのだ。車がないと、歩くだけでは、無理のある距離なのである。
 その点、このウエリントンは、規模としてそんなに大きくない。というか、首都としては、こんなに小さいサイズでいいのというような感じだ。
 ランブトン波止場(Lambton Quay)の通りというのがあるのだが、昔は、この通りに面して海岸線があったらしい。地面を拡張してなんとか面積を稼いでいるのがウエリントンだ。
 実際、ウエリントンを歩いてみると、あちこちで再開発をやっているような印象がある*1
 ウエリントンのインターネットカフェは、1時間4ドルのところが多い。ハミルトンは大体3ドルだから、ちょいと高めだ。インターネットカフェにもよるようだが、日本語も使えるように設定してあった。
 ウエリントンの図書館や博物館で調査をするには、ウエリントンに滞在している方が好都合なのだが、車もテントも持っている私は、テパパのライブラリアンが言っていたパエカカリキのホリデイパークに移る考えでいた。
 それが正解よと、私にはジュディの声が聞えるような気がした。

*1:実際に歩いてみると、道路工事中も少なくないし、ウエリントンはあちこちが再開発中という印象が強い。波止場、ナショナルライブラリー、ワイタンギ審判所など、内装を工事中だったり、場所を移動したりと、ウエリントンのあちこちで再開発中だった。