今夜はフォーティチュードバレーで中華の夕飯

 今日は、前に歩いて行ってみたフォーティチュードバレーに電車で行くことにした。初めて電車に乗ってみたのだが、パレスから一駅なので、2.70ドル。駅員に聞くと3番線、4番線ならどれでも行くということ。電車にのって、「次はブランズウィック(Brunswick)駅ですか」と聞くと、乗客が「そうだ」と教えてくれた。駅に着くと、ドアは自分でハンドルを少し開けないといけないようで、降りる客がたまたまいたので、問題なくブランズウィック駅で降りることができた。正直いって、こちらの常識に慣れていないと、電車の乗り降りも一苦労だ。
 この前、歩いたときの土地感があるのだが、駅を降りるとどちらに歩けばよいのか、方角がわからない。あちこち歩いていると、暗い通りもある。ようやく、お目当てのレストラン、キングオブキングズ(King of Kings)のコーナーに着いて店に入ると、ほとんど客はいなくて、アジア系のカップルだけだった。メニューを見ると、BYOである! BYOというのは、Bring Your Ownの意味で、自分の酒は自分で持ち込まないといけないシステムだ。
ウェイターに「BYOだとは知らなかったんで、近くに酒屋はある」と聞くと、彼はあまり英語が話せないようだったが、それでも、親切にドアの外まで出てくれて、店を示してくれた。その店で10ドルほどの白ワインを買って店に戻ると、それを氷のクーラーに入れてくれる。店の感じはとても高級とはいえないが、感じはいい。ウェイターは、男性ばかりで、大昔の日本の大学生のような髪型で、生真面目型!店の隅にノート型パソコンを持ち込んで、ああだこうだと仲間うちでやっている。
 前菜と四川のサワースープ、それにガーリックプローンをたのんでみた。前菜は肉団子を揚げたもので、スープは少しすっぱいスープで、お腹によさそうである。昔の大学生のような髪型と服装の男性ウェイターに、これは何料理かと聞くと、広東料理だと言う。広東と、マンダリンと、四川とどう違うのかと聞くと、北京に近い方が、寒いために唐辛子を多く使うので辛いのだと教えてくれる。私が注文したものが、より広東料理的で、辛くないらしい。なるほど、私の注文した小海老の料理は辛くはない。セロリや長ねぎと合っていて、これがなかなかうまい!フライドライス(チャーハン)も頼んだのだが、これが山盛りでテーブルにやって来た!白ワインもフィニッシュできないし、これじゃフライドライスもフィニッシュできない!明日のために、ドギーバックに詰めてというと、慣れたもので、すぐにパックに詰めてもらえた。