久しぶりにバイシクルお散歩

輪行袋とバックパック

 ニュースとしては、中国四川の大地震のニュースが世界をかけめぐっている。
 私事になるけれど、仕事が忙しくて、ブログを書いている暇もない。
 今日は久しぶりの更新だ。
 それほど忙しいのだが、あまりに忙しすぎるので、今日は久しぶりにバイシクルお散歩に出ることにした。
 今日は久しぶりの東京お散歩。
 東京は品川駅で電車を降りて、カフェで朝食。サンドイッチとカフェラテをいただいていると、私のまわりは二人の男性と一人の男性で、いずれも外国人。この辺はホテルが多いから、外国人は案外に多い。
 軽い朝食を済ませ、BD-3のエンジ色の純正輪行袋から、多段化を済ませた折り畳み自転車・トランジットスーパーライトを引っ張り出す。
 組み立ては、二つ折りのフレームを一本にし、サドルのピラーを伸ばして固定し、ハンドルを立てて折れたペダルを直せば、完成。1分もかからない。調整に少し時間をかけても、3分とかからない。
 BD-3の純正の輪行袋は、バックパック型になるスグレモノだ。これを入手したてのグレゴリーのZ 35というザックに入れて、出発。
 今日は、東京のバイシクルお散歩だけ決めて家を出た。行き先は全く決めていない。
 まず、15号線を北上し、泉岳寺を訪問。芝の東京タワーをながめながら、三田の慶応大学の横を通り過ぎる。一号線を北上し、虎ノ門から文部科学省法務省。そして、桜田門。皇居のまわりはランナーが多かった。お堀と日比谷公園の間の晴海通りを通り、お堀沿いに馬場先門へ。
 港区のコーヒーチェーン店は、Tully'sが多い気がするなど、バイシクルお散歩は、変なことに観察眼が利き出すから面白い。
 今日走りながら考えたことは、私も含めてなんだけど、都市住民は、地下鉄や電車に依存しているということだ。それだけ便利ということなんだけど、東京は地下鉄が多いから、地下鉄による移動も多いはずだが、あれでは地理感覚がまるで育たない。同名の駅でも、路線によって、何百メートルも結構歩かされる。地上を自転車で走ってみると、東京なんて、お手軽なものだ。実際に駅から駅を歩いたって、歩ける距離が多いのに、電車に乗らないといけないという強迫観念が強い。地上は車だらけで、車の運転手以外の人間の方を見かけることは少ない。実際、歩行者も少ないが、自転車に乗っている者なんて、皆無ではないけれど、もっと少ない。車を置いて、東京は自転車に乗るべきだ。逆にいえば、バイシクルお散歩としては、東京は結構楽しい。歩道は以前よりも広くなっているようだし、コンビニが多いからエイドステーションは多いし、カフェや食べ物屋さんにも事欠かない。はじめて日本に来て東京観光をする外国人には、私なら、自転車による移動を勧める。
 さて、日本大学近くのニコライ堂御茶ノ水湯島聖堂から、湯島天神。東大近くの本郷三丁目から、後楽園。元教育大跡地(教育の森公園)、お茶の水大学、茗荷谷、池袋まで行き、東京のバイシクルお散歩も、そろそろ切り上げようかと思ったところ、「川越 31キロ」の看板を見て、急に川越まで行く気になった。
 これは東京のバイシクルお散歩がすごく快適だったからだが、川越は小江戸と言われ、私はまだ訪問したことがなく、前から一度行ってみたいところだったからだ。
 けれど、実際に走ってみると、川越街道は結構大変だった。やはり東京とは違う。
 自衛隊駐屯地は多いし、志木を過ぎたら、コンビニも少なくなった。
 品川、新宿、川越、昔の宿場町はどのくらいの時間をかけて移動したんだろうなんて、考えながら走っても、なかなか川越にはたどり着かなかった。
 川越街道で、一指禅(いっしぜん)という、とんこつラーメン店で、まずまずの店を発見。一風堂の味が濃すぎる方には、ぴったりの味かもしれない。
 川越に着く頃には、すでに3時を過ぎていて、ヘロヘロ状態。小江戸散策はカットして、電車で帰着し、自宅付近の駅で、また組み立てて帰宅しました。
 川越街道を走ってみてわかったことは、ブリジストントランジットスーパーライトはやはりロングランには適していないということ。サイクルパンツをインナーにはいていたのに、お尻が痛くなってきた。愛用しているBD-3は白のサンマルコのサドルにかえていることもあるけれど、このトランジットの方はサドルのポジションの調整が必要だ。できれば、BD-3のようにサドルもかえてみたい。また、トランジットSLは軽いので、前に重心がかからない。アップの坂道だと、前の車輪が浮くようなかたちになり、ウィリー状態になって危険この上ない。ロングライドなら、クロスバイクがスポーツ性もあってお勧めだ。残念ながらトランジットSLは、やはりお散歩程度に適したバイクだと思う。
 東京お散歩に川越街道が突如加わった今日のお散歩だったが、家に帰ってからのシャワーがなによりのご馳走だった。