ユッスーの素晴らしいアルバムJokoでは、This Dreamなど、Shaking the Tree以来のピーター=ゲイブリエル(Peter Gabriel)との競演もある。
ユッスーは、ウォロフ語以外に、少なくともフランス語、イギリス語を話す。
イギリス語は母語ではなく、おそらく後天的に学んだものだろうが、植民地主義的な臭いのしない、自主独立の響きのある、媚びることのないユッスーのイギリス語が私は好きだ。訛りは少し強いけれど、全く問題ではない。
アルバムLionの中のフェミニズムを主題としたShaking the Tree、アルバムSetの中の環境問題と南北問題を主題としたToxiquesを是非聞いてほしい。
アルバムJokoの中のスティーブン=ビーコ(Steve Biko)の名前も登場する「ニューアフリカ」も是非聞いて欲しい。