イラクに対する行為は「侵略」(invasion)という語彙を使っている

イラク関連の放送を聞いていて感じることは、イラクへの行為について述べる際には「侵略」(invasion)という語彙を明確に用いていることだ。
 現実の実態はともかくとして、このinvasionは、「征服を目的とした武力による侵入」ということであって、たとえば「略奪を目的とした軍隊侵入」というニュアンスは含まれていないのだろう*1。それでも、日本のマスメディアに比べてみれば、invasionという語彙を用いるという点で、合州国のメディアの方が数段踏み込んでいると言わなくてはならない。
 

*1:その点でいえば、「侵略」と訳すよりも「侵攻」と訳すべきなのかもしれない。