アメリカ合州国で中国語教育が盛んになっている

amamu2006-10-19

 17日付けのIHTに、”East meets West in U.S. Schools”という題名で、ノースキャロライナなど、アメリカ合州国の学校における中国語ブームが報じられている。
 「アメリカ人は英語を学ぶ他国の人々の実態を聞くことに慣れているが、いまや逆の傾向が見て取れる」(“Americans are used to hearing about people in other countries learning English. Now we’re seeing the opposite trend,”という発言が紹介されていた。
 「他のいかなる言語よりも中国語を話す人の方が多いので、両親と生徒は有益な技術かもしれないと思っている」(“Parents and students are deciding that, since more people speak Mandarin than any other language, it might be useful skill to have.”)とか、さらに「文化的、政治的、そして経済的に中国はいたるところにある」(“Culturally, politically and economically, China is everywhere.”との発言もある。
 シカゴは、中国語教育がとくに盛んな地域だそうで、17の小学校、10の高校で、5000人もの学生が中国語を学んでいるそうで、市長は、「世界はこれからは二つの言語が主になるだろう」 (“I think there will be two languages in this world.) と述べている。「すなわちそれが中国語と英語だ」と。
 中国語教育にとって、現在の課題は、優秀な資格ある教師を探し出すことだ。シカゴは上海とも姉妹都市で、資格にもそれほどうるさくないから、中国語の母語話者なら、シカゴで中国語教師を始めるのもいいかもしれないと推奨されていた。