ケーシーへの忠告

 ケーシー、明日はわが身だぜ。気をつけろよ、お前も。ご主人のアレックスが車を車庫から出すときも、お前は気をつけているんだか、ボーッとしているのかわからないときがあるから。
 先日ワイカトタイムズを読んでいたら、ハミルトンはここ数十年で、なんでも車が2/3も増えたという。このままでは、オークランドの二の舞で、なんとか手を打たないと交通渋滞が必至だということだ。大体一人で車を運転してる奴が多いし、学校だって、親が子どもを車で送ってから仕事場に向かうような状態である。前に紹介したように、自転車通勤に対しても政策的に優しくないようになっているらしい。それでも日本よりも自転車乗りに対して、ずっとフレンドリーだと思うけれど、自動車の値段が安くなっているらしいから、ワイカト大学だって、広い駐車場が土日を除けばいつも満車状態で、大学近くに路上駐車をしている状況だ。公共の乗り物といえば、バスくらいしかないけれど、日曜日は全くバスは動かない。環境に優しい市電がいいと思うけれど、市電を導入しようというような、そんな動きもない。
 このあたりの人間の事情はケーシーが知ることはないと思うけれど、忠告しとくぜ、ケーシー。

 さて、今日は日曜日。アレックスとジュディは、ゴルフに出かけていった。今日はペアマッチらしい。昨日のディナーは来客がたくさんあったり、三つの課題を仕上げたりで、めずらしく睡眠時間を5時間くらいしか取っていないけど、せっかくのいい天気だ。シャワーを浴びてから、散歩に出かけることにしよう。