インターネット用に電話回線を引いてくれた

 家に帰って自分の部屋に入ると、ジュディのメモ書きが置いてあった。どうやら私のために電話をもう一本引いてくれるらしい。
 食事の前に何か飲むかとアレックスにいつものように言われたので、ビールをいただく。今夜の夕食はビーフシチューと、ポテトとソラマメである。とてもおいしく食べた。
 食事中にアレックスに「大した問題ではないけれど、部屋を出るときは部屋の明かりを消すように」と言われた。ニュージーランドでは電気代が高いので、部屋を出るときに必ず消すとのことだ。それは、日本にいる息子と娘に私がいつも言っていることだと私が言うと、アレックスもジュディも笑った。その後、子どもというものがいかに無頓着なものかという話になった。親が言い聞かせても、簡単にはわかってもらえないのが、子どもというものだ。
 今日はアレックスと2人で洗い物をした。ジュディはテレビを見ている。ニュージーランドでは9時頃になるとひっそりとする。部屋も明かりをつけないから、真っ暗だ。ニュージーランド人が早寝なのもわかる。
 こうした点では、彼らの生活はとても慎ましいのだ。