何度も聞いているとマオリ語の数も頭に残ってくる

 ロトルア(Rotorua)という有名な観光地が北島にあって多くの日本人が出かけていると思うが、このロトルアのルアとは、数字の「2」をあらわすルアから来ている*1
 またマオリ語の発音のことだが、例の漢字を当てはめてみると、「6」は、「小野」。「8」は、「割る」。「9」は、「岩」というイメージだ。また、「3」のトルは、どういうわけか、イギリス語の「three」をイメージするし、日本語で表記するならば、発音的には「取る」かもしれない。もちろん以上は私の勝手な当て字なのだが、何かのイメージがないと人間というものはコトバを覚えられないのだろう。私的当て字は、発想として悪くない気がしている。
 こうして、何の意味もない音声が徐々に意味をもち、頭に残るようになってくる。
 「エーヒアオータウ」(E hia ō tau?)*2で、「年はいくつですか」と年齢を聞く質問になる。タウ(tau)は年(year)を意味する。
 先ほどあげた数字の言い方を思い出して欲しいのだが、「テカウマーイワアクタウ」Tekau mā iwa aku tau.で、「私は19歳です」となる。
 マオリ語の授業では、横に座った者どうしでペアの口頭練習をよくさせられるのだが、今日の相手は年齢が19歳のマオリ男子学生だったので、私も19歳だと練習中にサバを読んだら、私のマオリ語の受け答えの練習の様子を聞いていた講師のヘミが大笑いしていた。
 私のクラスメートは、19歳や20代前半。少し年齢があがっても30代前半だろう。年をたくさん取っている人の言い方も習ったが、都合よく忘れてしまった。

*1:ロトルアのロトは、「湖」という意味。

*2:このタウはトウの発音に近い。