小冊子が紹介する次の歴史的跡地は、ポケノから3キロ下ったSite 2-Eglinton Redoubtである。
オークランドからなら南下だが、ハミルトンから私は北上して来たから、来た道を戻ることになる。
1863年7月12日に、マンガタフィリ(Mangatawhiri)と呼ばれる小川を越え、コヘロア(Koheroa)尾根の北側に、互いにあまり遠くない位置に、3つの砦をイギリス軍は矢継ぎ早につくった。
集合的にこれらを「コヘロア砦」と呼ぶが、この中のエグリントン砦だけが、今も私有農地に、そのままの形で残されている。
ポケノから1号線を少し南下し、パイオニア道路(Pioneer Road)からケリーヴィル道路(Kellyville Road)をのぼっていくと、南には古戦場となったコヘロアの尾根、北には「イギリス女王の砦」跡地とワイカトマオリの北の境界線にあたるマンガタフィリの湿地帯が広がっている。
西には、もちろん偉大なワイカト川がとうとうと流れている。