予定の行動では全くないけれど、途中寄り道をして、タラナキのドーソン(Dawson)滝を見にいくことにした。
ドーソン滝までは車で行くことができるが、途中から、周りを木々に囲まれた一車線になる。それでも舗装道路だからまだ楽である。
滝まで歩いて5分の立て札のところで、車が4台ほどとまっている。歩いて滝まで行くと、それほどすごい滝ではないが、がっかりするほどでもない。アジア系の女性の見学者がいて、自ら中国人だと言ったが、ニュージーランドに住んでいるから、今はキーウィだと言った。滝に関しては、「期待してきたのだけれど、大したことのない滝ですこと」と私に上品に言った。
確かに日本の富士山といい、富士五湖といい、福島県の五色沼や、景勝地は日本に多い。ニュージーランドのベイオブアイランズなら、松島の方が元はいいと思うくらいだ。ただ、日本はせっかくの自然を破壊し、素質はいいものを持っているのに、台無しにしている。
さて、タラナキ山に近づいているのに、残念なことに、タラナキ山は恥ずかしがって姿を見せない。タラナキ山は、これで見納めだと思うのに、最後は顔を隠したままだった。
