教員の残業は毎日2時間

 文科省の40年ぶりの調査によれば、教員の残業が2時間との調査結果が出たようだ。
 以下、インターネット上の毎日から。

教員:公立小中高で1日2時間残業 文科省が勤務実態調査
 公立小中高校の教員は1日平均で2時間前後の残業を行っていることが、文部科学省の教員勤務実態調査で分かった。学校運営や外部対応の事務作業に負担を感じている教員も多く、文科省は「教員の多忙感の解消に結び付けたい」と話している。

 調査は昨年7〜12月、各月ごとに小中学校各180校、高校120校を抽出し、学校を通して行った。調査対象者数は計約6万1000人で、回収率は74.6〜89.7%だった。

 夏休みなどを除く通常期では、教員の1日の平均残業時間(各月の平均)は▽小学校1時間34分〜1時間48分▽中学校2時間9分〜2時間26分▽高校1時間33分〜1時間51分。1カ月間の残業時間は▽小中37時間40分〜43時間▽高校31〜37時間で、夏休みなどを含めると平均約30時間超の残業をしている。

 さらに、「仕事に追われて生活にゆとりがない」という問いに対し、小中教員の77.2%が「とても感じる」「わりと感じる」と回答。「授業の準備をする時間が足りない」と感じている教員も72.0%だった。高校の教員も同じ傾向を示した。今回の調査は、教職員給与のあり方を見直すための基礎資料として、66年以来40年ぶりに実施された。当時の残業時間は月8時間程度だったという。

 文科省は「自宅で仕事をすることも30分前後あり、多くの教員が事務作業に負担を感じている」と分析している。【高山純二】

毎日新聞 2007年5月23日 20時02分 (最終更新時間 5月25日 21時03分)