本日の朝日新聞一面に「線量計に鉛板、被爆隠し 福島原発復旧 東電下請けが指示」という記事が載っている。「下請け会社の役員が昨年12月、厚さ数ミリの鉛のカバーで放射能の線量計を覆うよう作業員に指示していたことがわかった」という報道だ。「役員は指示したことも装着したことも否定している」*1が、朝日新聞の取材によって、「複数の作業員が鉛カバーを装着して作業したことを認めた」という。下請け社長は役員が鉛カバーの装着を指示したことを認め、事実関係を調査すると述べているという。
記事は一面から二面にわたっている。
この記事で俺なりに理解できた実態は、高線量のところはお金が高い。その一方、年間の線量が50ミリシーベルトと決まっているから、高い線量を浴びると、3カ月、4カ月で年間線量に達してしまい仕事ができなくなる。嫌がる作業員には説得はあきらめ、原発は向いてないから地元に帰って別な仕事をやれという、何ともやりきれない現実だ。
