「神奈川・平塚で川が氾濫恐れ 最も高い「レベル5」発令」

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以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/3 9:00)から。

 梅雨前線による大雨の影響で、神奈川県平塚市は3日午前7時10分ごろ、市内を流れる金目川など6河川が氾濫(はんらん)する恐れがあるとして、川の周辺地域に住む約8万9千世帯、約20万人に対して、避難情報のうち最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令した。市内ではすでに避難所が開設されているが、同市の担当者は「外に出るのが危険な状態で、上階に上がるなど、それぞれの世帯で最も安全に命を守れる手段を選んでほしい」としている。

 避難情報のうち最も危険度が高いレベル5は、災害発生が切迫するか発生した段階で出される。この時点では避難所へ行くことは危険な可能性が高く、自宅の2、3階や付近の高い建物への移動など状況に応じた「命を守るための行動」を自分で考えることが求められる。

 また、現在の「避難指示」は、昨年までの避難勧告を廃止し、避難指示に一本化した情報だ。これまでの「勧告」のタイミングで発令される。5段階の警戒レベルで2番目に危険度が高いレベル4にあたり、国は4の避難指示が出た時点で必ず避難を始めるよう求めている。マンションの高層階に住んでいる場合などは、必ずしも避難所へ行く必要はない。

 レベル3は「高齢者等避難」。名称の通り、避難所への移動に時間がかかる高齢者などは避難を始めるよう求める情報だ。高齢者だけでなく、災害リスクの高い地域の住民などは避難の準備や自主的な避難を始めるタイミングとなる。