以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/3 15:17)から。
3日午前に静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流で、現場付近に住む伊勢井勝さん(70)は、自宅の窓から家が流されていく姿を約10分間目撃した。
伊勢井さんは午前10時ごろ、自宅でテレビを見ていたところ、外から「ザー」と強い雨音のようなものが聞こえ、窓を開けて確かめると、山の方から土砂とともに小さな物置小屋が流されているのが見えた。
その後さらに強い土砂崩れが起き、「あっという間に何軒も家が流されていった」。
途中で恐ろしくなり、妻と一緒に高台に住む知人宅に避難したという。
自宅は無事だったが、「『ゴー』と土砂が流れる大きい音を背に、慌てて避難した。この先雨がトラウマになりそう」。