Biographical Dictionary of Women を購入した

Biographical Dictionary of Women (1998)

 Penguin のペーパーバック "Biographical Dictionary of Women" を紀伊国屋で購入した。いわゆるレファランスブック、ガイドブックである。

 表紙を飾るポートレイトは、ダイアナ妃とヴァージニアウルフとアンサンスーチーだ。

 類別している巻末のインデックスで日本女性を調べてみると、Jingo, Kyo Machiko, Midori, Murasaki Shikibu, Ono Yoko, Tabei Junko があげられていた。たとえばアメリカ人女性は、数が多いため分野別に分類してあってCrime という小見出しにはBonnie Parker も載っているくらいで3ページ以上もリストが続いているというのに、日本人女性がたった6人とは、きわめて少ないと言わざるをえない。

 女優の京マチ子紫式部、オノヨーコ、登山家の田部井淳子は知っているが、はて、Jingo、Midoriとは誰なのか。Jingoとは、神功皇后(じんぐうこうごう)のことで、Midori とは、ヴァイオリニストの五嶋みどりさんのことだった。インデックスで触れたように、かように日本は”ブラックホール”であり、”秘境”なのだ。

 逆にいえば、私たちのいわゆる西洋理解も頼りないほどのものであることを自覚する必要がある。

 Jane Fonda, Aretha Franklin, Whoopi Goldberg, Jane Goodall, Germaine Greer, Jeannette Rankin, Helen Keller など、パラパラと斜め読みした。

 たとえば、ジャネット・ランキンなど、ほとんど知られていないだろう。もっともこれはアメリカ人でも同じようなことかもしれないが。

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 こうしたレファランスブックは斜め読みしていると楽しい。