銀行に行って口座を開く

 昨日予約した時間に銀行に行く。銀行は、Bank of New Zealandが大手のようだが、ANZでもASBでも、Westpackでもどこでも構わないだろう。近くにある奴が便利ということだ。
 私が銀行口座をもちたい理由は二つ。一つは、Eftpos(エフトポス)が使いたいからだ。エフトポスはチェッキングアカウントの一種で、日本だったらデビットカードにあたるもので、どこの店でも、自分の銀行口座に現金があれば、その分、「check」というボタンを押して、PIN(Personal Identification Number)という暗唱番号を打って、「enter」を押せば、あとは自動的に自分のチェッキング口座から支払われるシステムである。実際、ニュージーランドでは、みなこのエフトポスで買い物をしている。ニュージーランドに永住権をもっているある日本人ライターの実験で、現金で支払わずに、このエフトポスだけで半年間問題なく暮らせたと彼は書いているほどだ。それほど、こちらではみなエフトポスのお世話になっている。ビール一杯、バーカウンターで飲むのもエフトポスなのだ。
 あともう一つの理由は、ニュージーランドの利息の高さだ。今の日本はゼロ金利政策だから全く魅力がない。セイビング口座では、500ニュージーランドドル以上口座にあり、毎月10ドルずつセイビング口座に入れれば、現在、4.75%まで利息がつくという。毎月10ドル入れるというのが面倒だけれど、チェッキングの口座から毎月決めた日に自動設定できるというので、そのように設定してもらった。チェッキング口座とセイビング口座の管理は、インターネット上でできるし、テレホンバンキングでもできる。もちろん銀行に寄って、やってもらうこともできるという。私の担当をしてくれた女性担当者に電話をして、いろいろとやってもらえるというのが、なんとも人間的な感じがする。
 これで口座が設定できたので、持参した日本円でニュージーランドドルを買うことにしたが、レートは74.22円だという。あまりいいレートでない気もするが、換金してチェッキング口座に入れてもらう。
 クレジットカードとエフトポス。これで鬼に金棒だ。