男子K1でベン=フォウィーが銀メダル

 アテネオリンピックで、メダル候補と前評判の高かった世界チャンピオン、カヤッカーのベン=フォウィー(Ben Fouhy)が、男子K1(1000m)で、どうやら銀メダルに終わったらしい。
 新聞によれば、彼がカヤックを始めたとき、ファンガヌイ(Whanganui)川で溺れそうになった経験があるという。カヤックは簡単に川でさかさまになる。彼がカヤックを始めたときは指導者に習ったわけではなかったというから、カヤックを元に戻す技術がなかったのだろう。次にカヌーをしに行ったときには、丸太の下にはさまって、20秒ほどだったけど、1分ほどに感じられてとても怖かったから、この事件後、1年間くらいカヤックに行かなかったという。
 ファンガヌイは機会があれば私も訪れようと思っていた川で、実際ファンガヌイはラフティングやカヌーで有名な川だが、こうした川で育った少年がオリンピックでメダルを取るというのは、やはりニュージーランドらしくていい。