市民講座の申し込みに男子高校に昨日行ったけど、休みだった

 「英語上達講座」(Improve Your English)という市民講座が、ひとつの男子校で開講する予定だというので、昨日、受講申し込みにその男子校に行ってみた。
 その男子校の校内の花壇の土を整理している男性がいたので、受付はどこか聞いてみた。大学はやっているのだが、どうやら高校は休みらしく、市民講座の受付も誰もいないらしい。
 花壇の土を整理しているその男性と話をしてみると、なかなかいい男だ。親戚に、日本人女性と結婚して、日本に住んでいる者がいるらしく、カンタベリー大学出身だといった。この学校は男子校なのだけれど、私のイメージでは、男子校というと、なんだかイギリス式の格式のある私立高校という感じがするのだが、この男子校は公立らしい。日本人留学生はいることはいるけれど、中国系留学生に比べれば少ないと言った。
 「他の市民講座で、フライフィッシングを習う予定なんだ」と私が言うと、「それこそ、ここでないとできないニュージーランドらしい講座だ」と言われた。「この学校では何を習うつもり」というので、「英語上達講座なんだけど」と言うと、「あんたなら、必要ないんじゃないの」と言う。
 実は他にももっと習いたい市民講座があるのだけれど、一応イギリス語を教えることを生業としているので、どんな授業でどんな教え方なのかのぞいてみたいのと、私自身もう少しイギリス語を上達させたいのと、二つの理由で受講しようと思ったのだ。
会話というのは不思議に気分的なところがあって、例えばこの男性とは気が合って会話は延々と続くのだが、どうも気が合わず会話が続かない人もいる。
 例えば、近所のガソリンスタンドの店員とは、何回か会っているので、くだらないことも話せるのだけれど、買い物のときのレジ担当者との会話は正直いってノリが悪い。買い物を済ませてエフトポスのカードを渡すだけで、ほとんど何も喋らないことが多い。それで、ちょっと気まずい空気が流れたりする。
 ニュージーランドでは、見知らぬ人とだって瞬時に何か喋らないといけないのだけれど、私にはレジ係とはうまいこと喋れない。英語上達講座なら、キーウィーとの会話で何か重要なきっかけになるようなことも習えるんじゃないかと、正直思っているのだ。それに、英語を必要としている人たちがどんな人たちなのかの方に興味がある。
受講申し込みは、ファックスでも電話でもいいのだが、ともかく、また出直さざるをえない。