娘にビクトリアノックスのナイフを買ってやる

 駐車場に車をとめて、ウエリントンの街を娘と一緒に歩く。
 私はスイスアーミーナイフ*1を愛用しているのだが、娘にも一つ買ってあげようということになり、ひとつのアウトドアショップに入った。
 いくつかバリエーションがあるのだが、基本的な奴を注文してみると、店頭の品しかないし、箱もないというので、「それじゃ、ディスカウントしてくれる」と私が聞くと、「それはボスに聞かないとね」と言われてしまった。残念ながらディスカウントは無理のようだ。
 「それじゃ、こいつは君のものだ」(It’s yours.)と、包みも何もしないで娘にスイスアーミーナイフを店員は渡した。
 なんともこれも「必要にして十分」というキーウィらしい対応だ。

*1:スイスアーミーナイフのアーミーという名称は私の好みではないけれど、アウトドア用としてこのナイフは大変便利である。スイスアーミーナイフは俗称だから、ビクトリアノックスの名称の方がよいのかもしれない。