残念ながらホリデイパークには、こそ泥は多い

 2ドルかかるが、このホリデイパークでは、洗濯はできるし、乾燥機もある。
 常時お湯が沸いている給湯器があり、もちろん料理もできるし、バーベキューだってできる。
 「冷蔵庫のものは、自分の責任で置くこと」とあるけれど、冷蔵庫もある。
 ところで、ホリデイパークには、こそ泥は多い。
 というのも、ここにビールを1缶、缶ジュースを数個、それにその他の食料をビニール袋に入れて共有の冷蔵庫に置いておいたのだが、缶類だけ、今回の滞在中に見事に全部無くなっていたことがあった。
 最後の日は、さらに、マーガリン、トマト、パン、サラダ菜が一切無くなっていたので、朝飯を食べることができなかった。
 ジェフの話だと、こうしたこそ泥は、外部の場合が少なくないという。ホリデイパークは、24時間、好き勝手に外部から入れるから、冷蔵庫あさりの輩がいるらしい。
 ところが、今日清算の際に管理人に聞いてみると、内部の犯行も少なくないという話だ。つまり、ちょっとマーガリンがないので拝借というような安易な気持ちで取る奴が少なくないらしい。
 日本のモラルも最近は大変低くなっていて、借りるつもりで傘や自転車を取る奴が多いのと、どうやら同じような感覚らしい。
 私はテントをホリデイパークにそのまま置きっぱなしにして、ウエリントンに毎日通っていたのだから、愛用のテントを取られなかっただけ、ましと考えるべきなのかもしれない。