コハンガレオを見学する

 芸術科の教師と一緒にいたコハンガレオの教師とも職員室で交流ができたので、隣接するコハンガレオにも出かけてみることにした。
 コハンガレオは、政府の正式な機関ではなく、基本的には、保護者からの出資で金銭的にまかなわれているという。だからコハンガレオの教師の給与は、一般的な幼稚園などよりも安いという。
 コハンガレオはまさに幼稚園で、ギター伴奏で子どもたちと一緒に唄を歌っていた。
 午後の3時になって、コハンガレオも終わりの時間となった。
マオリの子どもたちは、カキテ(さよなら)と言いながら、先生たちに鼻と鼻をくっつけるホンギで帰りの挨拶をしている。
 私も園児たちにホンギで挨拶を交わすことになった。
 10名くらいのマオリの園児たちは、少しおっかなびっくり、私とホンギをおこなった。ここの園児たちは、みなとても愛らしい子どもたちばかりだ。
 園児たちが帰ったあとで、コハンガレオの先生にお勧めの絵本を紹介してもらった。
 以下が今回薦められたマオリ語による絵本である。

  • “N醇v Hea Te Wai?”((“N醇v Hea Te Wai?”は、教育省が出している出版物。題名は、「水はどこから来たか」ほどの意味。))
  • “Hine moa tut醇Fne kai”*1
  • “Pania”*2

*1:ロトルア周辺のアラワ族の話。

*2:パニアは、海からやってきた女の子の名前で、ネイピア地域の話。