Napier

ワイロアの町に着く

ネイピアからワイロア(Wairoa)*1へは、ニュージーランドというより、日本の田舎道に近く、結構アップダウンのある道だった。 こうしてネイピアから、ワイロアの町に2時間ほどのドライブで着いた。 ネイピアから2時間、ギズボーンには1時間のところにある小さ…

ネイピアの海岸通りで駐車違反切符をいただく

ネイピアからギズボーンに向かう際に、ガソリンのメーターが半分を差していた。これはまずいと町のはずれのガソリンスタンドでガソリンを入れようとしたら、ワイパーに紙切れが挟まっている。海岸通りに車をとめておいたので、また宣伝か何かだろうと思って…

ネイピアの博物館で私が受けた印象

ネイピアの博物館に対する私の印象は、マオリの展示と白人の展示との関係の折り合いがついていない印象を受けた。ネイピアの博物館には、せっかく素晴らしいものがありながら、各展示がバラバラな印象なのだ。 ネイピアの博物館には、マオリの彫像物の展示と…

ネイピアの博物館を訪問する

ウォーキングツアーを終えて、ネイピアの博物館を訪問する。 現在閉鎖されている展示箇所があるので6ドルだったけれど、この博物館の入場料は結構高い。 マオリ関係の素晴らしい彫像がたくさんある。そして、ネイピアに住んでいた女性が書いた日記を中心に組…

アールデコの街、ネイピアのウォーキングツアー

これもすでに昨日のことだが、ネイピアに来た最後の理由、ウォーキングツアーに参加した。 アールデコの街、ネイピアのウォーキングツアーは楽しい。1時間ほどのツアーで大地震*1によるネイピアの町の変化とアールデコの基本がわかる。 ツアーの最後には、20…

調査旅行を始めてかれこれ1ヶ月になる

2月3日にハミルトンを出発してから、かれこれ一ヶ月になる。 朝、ホリデイパークの共用台所で朝食を食べていると、隣に座っていた夫婦は、オーストラリアのパースに住んでいる夫婦で、甲府で英語を教えている息子がいるという。 日本人にも人気が出始めてい…

学校長にお礼を言って、トータルエマージョンスクールを去る

学校長にお礼を言って私はトータルエマージョンを去ることになったが、最後に校長は、この学校に来たことを忘れないようにと、黄色い色でマオリデザインのペイントをした石を私にくれた。 トータルエマージョンは、なんとも学校らしい、素晴らしい普通の学校…

コハンガレオを見学する

芸術科の教師と一緒にいたコハンガレオの教師とも職員室で交流ができたので、隣接するコハンガレオにも出かけてみることにした。 コハンガレオは、政府の正式な機関ではなく、基本的には、保護者からの出資で金銭的にまかなわれているという。だからコハンガ…

マオリの芸術科の教師からいろいろと基本を教えてもらう

教員室に戻ると、芸術科の女性教師が空き時間のようで、いろいろと質問をしてみた。 まず、「ハカをおこなう際に何故手を震わせるのか」と、聞いてみた。 手を震わせる動きをマオリ語でウィリウィリ(wiriwiri)というらしいが、このウィリウィリは、人間のエ…

トータルエマージョンは、普通の学校どころか、子どもたちが眼を輝かせて勉強しているまさに学校らしい学校だった

それにしても、ここのマオリの生徒たちは素晴らしい顔つきをしている。 きわめて子どもらしい子どもの顔つきだ。 単に素朴とか、田舎いうのとは、全く違う。人なつっこく、人間的で、表情豊かな顔つきをしているのだ。 日本の都会の教育が、教育足りえず、荒…

マオリ語だけで教科目を教えるトータルエマージョンスクールは、ごく普通の学校だった

考えてみれば、トータルエマージョンは、日本語で教える日本の学校のようなもので、トータルエマージョンは、極めて普通の学校だった。 それは、まさにこの校長先生の人格に現れているように思う。 自らの個人史を語る際にも、悲惨さが全く感じられない。 こ…

バイリンガル教育ではなくて、マオリ語で最後まで教育をすることが目標

ここの子どもたちは、コハンガレオで最低でも二年間育てられた子どもたちだ。コハンガレオは、「コトバの巣」(Language Nest)という意味で、マオリ語による幼稚園教育というとイメージしやすいかもしれない。前は、コハンガレオの期間が短い生徒も受け入れ、…

下級生たちの眼もきらきら輝いている

上級生組みは、次は水泳の時間というので、私は下級生組みを見学することにした。 下級生たちも、もちろん生徒はみな裸足である。 私はここでも、「ご機嫌いかがですか、みなさん」「私の名前は、amamuです」「今はキリキリロアに住んでいます」と自己紹介を…

職員室でくつろぐ

結構長い授業が終わって、教員室に戻ると、コーヒー、紅茶、甘いもの、パイのようなもの、いろいろなものが並んでいる。 教員たちにまじって私もいただきながら、校長先生に、「今日はスウェーデンからもお客様が来ています」ということで紹介を受けた。 先…

学び、調べ、発表する力を重視する

その授業内容は、いわゆるマラエなど、マオリ文化について調べて、それを発表するというものだった。 トータルエマージョンは、マオリ語で教育するだけでなく、マオリの文化を中心にすえている。 校長先生が使っていたヘッドセットを順番に頭につけてもらい…

子どもたちの授業態度が非常にいいことに感銘を受ける

瞑想から一連の流れが終わり、いわゆる授業に入った際に、下級生組みと上級生組みに別れた。 校長が担当しているのは、上級生組みである。 生徒は、男の子12名、女の子12名であった。 教室が広大だというわけでもないのに、校長はヘッドセットのようなマイク…

トータルエマージョンスクールの朝の時間

まず、「瞑想」の時間があるというので、見学に行く。 ラジカセでマオリの音楽をかけて、女性の教師が話をする。生徒たちは、床に転がっていたり、座禅のようにして、みな眼をつぶっている。 登校した生徒たちが、心安らかにする時間なのだろう。 私立の宗教…

このトータルエマージョンの学校は家庭的な雰囲気

この学校は、Year 1から、Year13というから、5歳から16歳、17歳くらいまでの年齢で、現在168名の生徒がいるという。 13人の正規の先生と、給与が支払われている援助者3名で、16名の体制だ。 近くにはコハンガレオもあるから、日本でいえば幼稚園から高校まで…

ネイピアのトータルエマージョンの学校訪問

昨日はネイピアに来た二つ目の理由を果たすことができた。マオリ語のトータルエマージョンの学校訪問である。 ネイピアにあるそのトータルエマージョンスクールに車で出かけ、受付を通って職員室に行って挨拶をすると、JET(Japan Exchange Teaching) Program…

ホストマザーに会って挨拶をする

私が、ニュージーランドをどうとらえるべきか、「アオテアロア・ニュージーランド」の話をしていると、ホストファミリーが車で帰ってきた。 私は微笑みながら、すぐホストファミリーのお母さんに挨拶をした。この日本人高校生が、ホストファミリーがいい人た…

キーウィの暮らしと自動車を運転すること

3時15分に学校が終わると、みな急いで家に帰ると彼女はいう。 もちろん、それがキーウィの常識だ。 この家は、シティセンターから多少遠いから、車のない彼女には、移動が大変だろう。というか、学校と家との往復で、あちこちに自分で行ってみたいという気が…

ホームステイの住所に行ってみたが、てっきり留守かと思った

その住所に実際に行ってみると、シティセンターから車ならどうってことのない距離だが、歩くとなるとかなり時間がかかる場所にあった。 ブザーを押してみても、誰も出てこない。 隣の家で作業をしている男性がいるので聞いてみると、たしかに隣家にはアジア…

私がネイピアを訪ねた三つの理由

ネイピアという町は、地震でつぶれてから町を再建した際に、アールデコの建築で町をつくったことで有名だ。 当然、アールデコの建築を歩いて見て周るウォーキングツアーがある。私もこれに参加するためにネイピアに来た。これがネイピアに来た第一の理由であ…

ネイピアに着き、もちろんホリデイパークに泊まる

ネイピアに着いて、いつものようにI-Siteで、「ホリデイパーク」「インターネットカフェ」「無料駐車場」などの必要な情報を聞いた。ネイピアには、ホリデイパークが三つもあるという。 私が選んだケネディパーク(Kennedy Park)にあるこのホリデイパークは、…