マオリ語だけで教科目を教えるトータルエマージョンスクールは、ごく普通の学校だった

 考えてみれば、トータルエマージョンは、日本語で教える日本の学校のようなもので、トータルエマージョンは、極めて普通の学校だった。
 それは、まさにこの校長先生の人格に現れているように思う。
 自らの個人史を語る際にも、悲惨さが全く感じられない。
 この校長がかなりの人格者であることに私は感銘を受けた。