その授業内容は、いわゆるマラエなど、マオリ文化について調べて、それを発表するというものだった。
トータルエマージョンは、マオリ語で教育するだけでなく、マオリの文化を中心にすえている。
校長先生が使っていたヘッドセットを順番に頭につけてもらいながら、一人ひとりの生徒が発表をした。手書きのもの、ワープロや写真を使っているものと様々だが、文字とグラフィックスを使って、内容を全員に示しながらスピーチをしている。
発表が終わると、生徒の一人が立って、その発表の短い評価をする。
中には、自分で書いたマオリ語を読んでいるような生徒もいたけれど、マオリ語を流暢に操れる子が多かった。
聞く態度も立派な子どもたちばかりであった。