下級生たちの眼もきらきら輝いている

 上級生組みは、次は水泳の時間というので、私は下級生組みを見学することにした。
 下級生たちも、もちろん生徒はみな裸足である。
 私はここでも、「ご機嫌いかがですか、みなさん」「私の名前は、amamuです」「今はキリキリロアに住んでいます」と自己紹介をした。マオリの下級生組みは、ニコニコ笑っている。
 綴り方の時間のようで、一生懸命字を写している。
私が教室をうろつくと、笑顔で微笑みかけてくる子が多いし、私が結構マオリ語が話せると思ったのか、マオリ語で自己紹介をしてきたり、さらに次の段階の質問をしてくる子がいて、マオリ語が流暢でない私は英語で対応するしかなかった。
 「コ・ムツ?」(終わりましたか?)、「カオ」(いいえ)、「アイ」(はい)。
 「カポイ」(いいですね)、「ファカロンゴマイ」(聞いてください)というような私もワイカト大学(The University of Waikato)でよく聞いたクラスルームマオリ語は、問題なく理解できたのだけれど、私のマオリ語はまだまだだ。