2月3日にハミルトンを出発してから、かれこれ一ヶ月になる。
朝、ホリデイパークの共用台所で朝食を食べていると、隣に座っていた夫婦は、オーストラリアのパースに住んでいる夫婦で、甲府で英語を教えている息子がいるという。
日本人にも人気が出始めているパースをとてもいいところだと聞いている私は、「残念ながらまだ行ったことがないのですけど、パースはいいところらしいですね。マリーンスポーツができるようだし。私もダイビングの免許は持っているのですが」と言った。
そして続けて私が、メルボルンの大学とクイーンズランドの大学への入学を辞退してワイカト大学（The University of Waikato)を選んだというと、この夫婦は少々驚いていた。オセアニアの人間からすれば、ワイカト大学（The University of Waikato)なんて田舎の大学だから、農業学部というようなイメージしか持っていない。なんでワイカト大学（The University of Waikato)なのといった感じなのだろう。
ところで、日本にいる息子さんは、日本食で生の魚なんて食べるようになりましたかと私が聞くと、それだけは慣れないらしい。せっかくの日本滞在なのに、それは少々勿体無い話だと私は言った。
けれども息子さんは日本語を学び始めたようで、ローカルな人々とコミュニケーションが取れるようになってきているという。「それはいいことですね」と私は言った。
