マオリの伝統的価値観は、家族や、部族を大事にして生活することだ。イウィやハプを大事にして、マラエに属して生きるということだろう*1。
園長の話では、伝統的に自給自足(self-sufficient)ができる生活だったのに、政府は、牧畜業などの産業をつぶして、マオリが町に出て都市化しないと生活ができないようにしてしまった。
「自分はここに住み、子どもたちや仲間がいて、幸福だが」と園長は言いながら、自分がどこに属するのかわからないようなマオリが増えて、アイデンティティ危機に陥ってしまったとつけ加えた。