マッケンジーホステルの朝はいい

シロソ砦を訪れる

 いつもながらマッケンジーホステルの朝食はいい。
 ここでは温かい紅茶が飲めて、食べ物はふんだんにある。
 ここに泊まっている人たちは、イギリスやドイツなどのヨーロッパ系、アジア系は中国人、アフリカのナイジェリアからの人たちと、国籍はさまざまだ。基本的に若い人が多いが、若い人たちばかりではない。
 建物はけっしてゴージャスではないし、無菌培養的でもない。清潔感あふれるものが好きな人には、ちょっと抵抗感があるかもしれない。けれども私にはこれで十分だ。大袈裟にいえば、ホテル並みのプライバシーもある。値段の安いマッケンジーホステルが私は気に入って*1、さらに私はここに2晩泊まることにした。
 2晩分の64ドル払うときに、部屋番号を間違えた店番の中国人男性は、64ドルとなるはずなのに、56ドルと書いた。
 おそらく一泊28ドルの部屋もあるのだろう。
 日本人だから吹っかけているということはないと思う*2。この中国人男性は、とてもそんなことができるような性格ではなさそうだ。
 私が名前を聞いても、いろいろなことを話しかけても、いわゆる控えめで大人しい、中年から初老にかけての男性だ。
 見るとインターネットがめずらしく空いている。ここのインターネットは30分で1ドルだから安い。ここのマシンは日本語も全く問題なく使える。私はこの男性に、インターネットを使わせてもらいたいことを伝えた。

*1:一泊32ドルは、シンガポールの庶民からすれば、けっして安い値段ではないと私は思っているが、タクシーの運転手は、みな安いという。それは、おそらく他のホテルとの値段の差異を相対的に言っているわけで、32ドルはそれなりの金だと私は考えている。

*2:別の宿泊客の話だと、3人同室で60ドルとか54ドルの部屋があると聞いた。部屋にもよるし、シングルが損なことは、ニュージーランドシンガポールも同様だろう。