中国系庶民の店は層があつい

 地下鉄で一駅、チャイナタウンに行ってみたが、店はすでに閉店時間の様子。
 チャイナタウンの駅前のスタンドのような店で中国系の家族や友人たち、数名の男性が一人で麺を食べている。どうやら今日の私にはこの雰囲気の方が似つかわしい。
 注文しようと私が近づいたら、中国語で話しかけられたが、私は大学で第二外国語として中国語を受講したけれど、「これは何ですか」「ありがとう」「私はあなたを愛しています」くらいしか中国語で言えない。ありていに言って、全く役に立たないので、英語で押しまくるしかなかった。
 ここで4ドルのシーフードヌードルを食べてみた*1。量は少ないが、結構うまい。
 これでは満腹にならないので、地下鉄で数駅戻って、リトルインディア駅近くの中国系大衆食堂に入ってみた。
 すでに夜の10時をまわっていたが、閉店時間は10時30分だというので、鶏肉ではなく、魚の入った3ドルのおかゆを頼んでみた。
 これが結構うまい。
 3ドルのおかゆの満足度は、ボートキーのきどったバーでの16ドルのビールの満足度とはえらい違いだ。
 いずれにせよ、シンガポールも私のように一人で来るところではないようだ。

*1:あとからシンガポールでいろいろと中華料理をためしてみたが、この麺は、量からして値段の4ドルは少し高い。おそらくチャイナタウンの駅前にあるからだろう。