井上ひさしさん原作の映画「父と暮せば」を観た

「父と暮せば」

 前から見ようと思っていた井上ひさし原作、黒木和雄監督の「父と暮せば プレミアム・エディション [DVD]」のDVDを購入して鑑賞した。
 いわばこれは二人芝居なのだが、映画の中で、宮沢りえさんと原田芳雄さんが熱演されていて、生き残るんが不自然という被爆者の後ろめたさや恐ろしい原子爆弾に対する気持ちがよく表現されている。
 昨日の朝日新聞によれば、原作は94年に発表されて以来、フランス語、ロシア語、英語*1など、六つの言語に翻訳されて、海外での上演も相次いでいるとのことだ。 
 今年も、もうすぐまた8月6日が近づいてくるが、黒木和雄監督の「父と暮せば プレミアム・エディション [DVD]」は、一人でも世界の多くの人に観てほしい映画だ。

*1:2004年8月には、こまつ座によって英文対訳本が出版されていると新聞で紹介されていた。英語版の題名は、"The Face of Zizo"。対訳本を紹介しているサイトはこちら。http://www.komatsuza.co.jp/list/index.html