映画「世界最速のインディアン」を観た

世界最速のインディアン

 パートナーのすすめで、映画「世界最速のインディアン」を観た。
 これは実話だというから驚く。
 でも、バート・マンロー(Burt Munro)は、とてもキーウィーらしい。
 私が過ごしたニュージーランドでは、あんな感じの人が多かった。私の言いたいことは、自分のことは自分でする。モノを買うより、モノを作ってしまう、そうしたスローライフのライフスタイルのことだ。それと、何かをしたいという情熱。それは幾つになっても、衰えない。
http://en.wikipedia.org/wiki/Burt_Munro
http://www.indianmotorbikes.com/features/munro/munro.htm
 アメリカ合州国で開かれる夢にまで見た大会にバート・マンローが、規則に無知なため登録せずに出かけてしまい、エントリーはすでに締め切られているから参加できませんと言われたときのバート・マンローの落胆ぶりには共感できた。
 大会役員たちが、危険があるから参加させたくないという判断に対して、やりたい者にはやらせなさいという、at your own riskの考え方も、アメリカ合州国には存在していることをあらためて感じることもできた。
 同じ英語圏といっても、NZとアメリカ合州国の違いが比較できて面白い。
 私もNZからロサンゼルスに知人を訪ねに行った時のパーティでは、地球儀を持ち出され、こんなに遠いところからこいつは来たんだと確認されたことを思い出す。
 バート・マンローの情熱が伝わってくる「世界最速のインディアン」は、実にいい映画だ。
 バート・マンローをアンソニー・ホプキンスが好演している。