「ムンバイなう」を読んだ

「ムンバイなう」

 「ムンバイなう。 (P-Vine Books)」ユザーン(U-zhaan)著というツイッター本を読んだ。
 彼は川越出身の日本人タブラ奏者だそうだ。
 副題が「インドで僕はつぶやいた」となっている。
 これ、読みやすく、結構面白い。
 たとえば・・・

 「家出てからムンバイ着くまで23時間かかった。カレーめちゃくちゃうまい」
 「インド、飯が安すぎてどうやっても食べ過ぎてしまう。40円くらいで食べ放題とか夢のようです」
 「運動不足解消のため深夜のムンバイを走ると、野良犬が全力で追いかけて来て危険なので注意」
 「インドの洗剤は、日本のものの3倍泡立ちがいいけど汚れが落ちずに色落ちします」
 「タクシーに乗ってたら駆け寄ってきた物乞いの子にユーアーバクシーシ!と言われた。僕はそんな名前じゃない」(バクシーシは、インドの言葉で「寄付」の意)
 「住んでる家の目の前にある立ち食い南インド軽食屋がうますぎる。タマリンドの酸味がたまらない。去年も延々と通ってたけど、更にうまくなってる気がする」
 「ビタミンとらなきゃ、と思って5日続けて昼飯後に大量のパパイヤを食べてたら、とりあえず太った」
 「ザキール・フセイン、タブラうますぎ」(ザキール・フセインはタブラのスーパースター。U-zhaanの先生)
 「8秒くらいの間に2回カラスの糞に当たって、近隣諸国への亡命を一瞬考えました」
 「40度の熱が出て何日か朦朧としていた。日本から持っていった薬とか飲んでいたのだけれど全然効かなくて、這うようにして病院に行って薬を処方してもらったら、2時間で治った。逆に怖い」
 「しまった!高熱を出して生還してみたら、なんかカレーに興味がなくなってる!やばい食べるものがない」
 「ムンバイで一番おいしいものは、コカ・コーラです」

 巻末スペシャル対談では、ハナレグミ×U-zhaan七尾旅人×U-zhaanの対談も載っていてこれも結構面白かった。