ビキニ「死の灰」の真相

amamu2012-01-24



 1月23日の朝日新聞のテレビ番組紹介欄で以下の記事が掲載されていた。
 「フォーカスオン!」というコラムだ。
 

愛媛県南海放送が制作した「放射能を浴びたX年後 ビキニ水爆実験、そして・・・」(日本系、29日深夜0時50分)は、日本の現代史を塗り替えるぐらいの衝撃的な事実を突きつける番組だ。
 米国が1954年に太平洋のビキニ環礁で実施した水爆実験がもたらした被曝被害の実態と、真相が歴史から消え去った背景を浮き彫りにする。
                                 (丸山玄則記者)


 高知県の元高校教師の山下正寿さんは、漁船に乗っていた乗組員を80年代半ばから訪ね、多くの乗組員が50〜60代の若さにもかかわらず、がんでなくなっていることを突きとめた。
 南海放送の伊東英朗ディレクターが、この山下さんの長年の調査に光をあて、2003年から調査報道を開始した。
 
 伊東ディレクターは通常業務の合間をぬい、休日に自家用車で取材を続けた。ほぼ毎年、取材成果をローーカル枠で流したが、真夜中の放送時間だったこともあり、反応はまったくなかったという。

 「東京電力福島第一原発事故が、長年の調査報道の価値を一気に高めた」ことは言うまでもない。