「男はつらいよ」第10作「「寅次郎夢枕」を観た

「寅次郎夢枕」

 本作も前に見たことがあるが、マドンナは八千草薫。寅さんの幼なじみとして登場。
 田中絹代や大学の先生役の米倉斉加年が脇をしっかりと固めている。
 第10作では、寅さんの「男はつらいよ」の気持ちを米倉斉加年が体現して一目惚れ、寅さんが恋愛感情をつなごうとするが、うまくいかない。
 実子とともに暮らせない母親の悲哀を八千草薫が好演している。そうした彼女の寅さんへの思いも説得力がある。
 1972年公開。