「世界は長期的には原発をなくしていくべきだ」(アマルティア・セン教授)

amamu2012-02-08

 私はよく存じ上げていなかったが、「アジア人として初めてノーベル賞を受賞した米ハーバード大学アマルティア・セン教授(78)」が朝日新聞の単独インタビューに応じて、「世界は長期的には原発をなくしていくべきだ」との考えを明らかにしたと、2月8日の朝日新聞が報じている。

 原発災害にユーロ危機なども重なって「世界は激しい不確実せにさらされている」との分析も披露。こうした中で人々が安心して暮らすことのできる「人間の安全保障」を実現していくにはエネルギー源の転換が不可欠で、「原発にも石油やガス、石炭にも頼らない未来を目指すべきだ」と強調した。

 セン教授は「自然エネルギーのための研究開発や実用化について各国政府は大胆な支援をすべきで、そうすることが世界経済の成長につながる」とも述べている。