小渕優子経済産業相と松島みどり法相は、本日、安倍晋三首相に辞表を提出し受け入れられた。
小渕経産相は、「後援会が会員向けに開いた観劇会の収支が食い違っている問題」で松島法相は、選挙区内で”うちわ”を配ったことについて野党から追求を受けていた。
小渕経産相の辞任の理由もお粗末だが、法相の辞任の理由はさらにお粗末である。”うちわ”のようなもの*1とは何か。これで未来の子どもたちに対して教育的と言えるだろうか。政治の溶解を感じるというのが率直なところだ。これが女性の社会進出や女性の社会活躍を期待されての起用であることを思うと、さらに暗澹たる気持ちになることを禁じえない。問題は、議員資格にかかわることだし、法相が法律がわかっているのかということになるからだ。同時辞任は異常事態というほかない。首相の指名責任は大きい。
原発問題の議論など、やらなければならないことがやられず、カジノ導入など、やらなくてよいことをやろうとしているところに、政治の溶解と不在を感じてならない。理想を語れないお粗末な政治では、未来を語ることはできない。
以下は、朝日新聞から。
http://www.asahi.com/articles/ASGBN3CX1GBNUSPT003.html?ref=reca
*1:さらに”カレンダー”のようなものが問題視されているようだ。