映画「生きる」(1952年)をまた観た

生きる

 黒澤明監督の映画「生きる」。
 主演は、志村喬伊藤雄之助小田切みき
 仕事をする人間の姿。人格は変革されるということが表現されている。
 役所の事なかれ主義を、千秋実藤原釜足らが演じる。
 やくざ役に、宮口精二加藤大介。
 他に、浦辺粂子丹阿弥谷津子・永井智雄。
 葬式からカットバックの手法。公園づくりが振り返られる。
 菅井きんらの黒江町の女性たちが通夜に入ってくるときの迫力で決まり。
 小原さん(左卜全)の「助役(中村伸郎)とはっきり言え」の決めのセリフがいい。
 通夜で酒がはいっての盛り上がり。おっちょこちょいの小役人根性が表現されている。映画「生きる」にはユーモアもたくさん。
 仕事をする人間は、やはり不言実行なのだなぁ。
 1952年の作品。